映画版「のだめ」はおススメ!
先日(といっても結構前ですが)のだめカンタービレの映画「のだめカンタービレ最終楽章 前編」を見てきました。 2回も(!)w 何かを見た後は余韻に浸って何もしゃべりたくなる性質ですが、今回については、それが長かったのでいまさらになって、文章化です。
ドラマで知って、原作も読み久しぶりにどっぷりとはまった作品ですが、映画も前評判どおりすごくよかったです!
そもそも、映画を映画館で見たのが久しぶりで、大きなスクリーンと体に響く音にも感動しつつ、同時に、「この作品は、映画でこそ輝くなぁ」と感じました。 なにせ扱っている音楽がオーケストラ中心なので、コンサートホールで聞いているような感覚を得られるのは、高いオーディオを持つか、本物のコンサートに行かないと中々体験できないことですからね。
今回の映画は、のだめのコミカルさだとか面白さはさることながら、心情描写がすごく明確になっていてよい意味で分かりやすかったと思います。原作のじりじり、いらいらな千秋・のだめ間の心うちも良いですが、映画での描き方は(映像つきと言うこともあるでしょうが)スッキリと見終えることが出来ます。 後編が待ち遠しい所ですが・・・。
千秋役の玉木宏は相変わらずカッコイイし、指揮は上手になってたし、のだめ役の上野樹里もかわいいし、ドラマ以上にのだめ感(?)が爆発していました。 他のキャストも、自由にやってるなぁ~と、改めて映画の面白さを実感した次第です。
そして、なによりも音楽。
原作にはなかったチャイコフスキーの1812年は、千秋がマルレオケを立て直していく過程と同期して非常によかったし、
ラン・ラン吹き替えの「トルコ行進曲」は、のだめの跳んだりはねたり、のイメージによくあっていました。(まぁ、ランランの演奏はあまりに特徴的なので、のだめ以上の個性が出てしまっていたような気がしないでもないですが・・・。)
そして、中でもすばらしかったのは物語の起点となる、バッハのピアノ(チェンバロ)協奏曲第1番。個人的にバロックの音楽が好きと言うこともありますが、純粋に音がすごくよかった! ピアノは武蔵野音大で教鞭をとられるセルゲイ・エデルマンと言う方だそうですが(すみません知らなかったです・・)、チェンバロの表現とはまた別に、ピアノで演奏される際、ここが聞きたい!というところが非常にたっていて、聞き惚れました。 作品の後半に置かれますが、あのもっていきかたはズルイですね(笑)
この、チェンバロ協奏曲に関しては一度全曲が聴いてみたいと思っていたので、後日TSUTAYAにいった所、これもまたのだめ効果か、普段は隅の隅の隅に追いやられているクラシックコーナーがちょこっと拡充され、さらにその中でも隅に追いやられるバロック時代の音楽がきちんとおかれていました。
5枚で1000円キャンペーンもやっていたので、レンタルして聞いています。
因みにこのCD、名盤と呼ばれる一つで、トレヴァー・ピノックのチェンバロはこれが古楽器か!?と思うほどキラキラと輝いていてすばらしいです。録音もかなりよい状態のようで1981年の録音とは思えません。(レンタルしたものはバッハのチェンバロ協奏曲第一番~第三番が収録されたものでもう廃盤になっているらしく、同様の演奏が聴けて市場で手に入るのは左記の全集です。)ぜひ、一度聞いてみてください!
そんな感じで、のだめの作品自体すばらしいんですが、このような形でクラシック音楽のよさが布教(?)されていくのは良いですね。 私自身は「好き」だけど「知識が追いつかない」と言う状態なので、もっとたくさん音楽に触れたいなぁ、と思うところですが、眠っていたその心を呼び覚ましてくれたのも、「ピアノもう一回練習しようかな」と思わせてくれたのも、のだめだったように思います。 のだめのいっちばん最初に登場するモーツァルトの「二台のクラヴィーアのためのソナタ」なんて、全く知らなくて衝撃だったしなぁ。いろいろな発見のある漫画・ドラマ・映画でした。次の映画で終わってしまうのがなんとなく寂しいです。
音楽に慣れ親しんでいる人もそうでない人も、ぜひ映画館で見ることお勧めします!(なんだか宣伝みたいだな・・・)
誰かに誘われたら、もう一回でも見に行きたいと思える映画でした。
